原作:荒川弘×主演:山田涼介×監督:曽利文彦 夢のスペシャル鼎談!

映画『鋼の錬金術師』の公開を記念して、原作者・荒川弘先生×エド役・山田涼介さん×曽利文彦監督の3人による、夢のスペシャルインタビューが実現!2016年6月のクランクインから映画公開まで1年半、ワールドクラスの人気コミックス“ハガレン”実写化までの旅路とは――?

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■公開までたどり着けたのは、素晴らしい物語のおかげ

―― 満を持しての実写化となりました。原作が持つ魅力を改めてお聞かせください。

曽利監督:
先生を前にして、言いづらいのですが…(笑)
山田:
そうですよね(笑)

―― 一同、(笑)

曽利監督:
第一に物語です。私はストーリーが素晴らしいものを、常に探し求めているんですが、ここまでの完成度で迫ってくるものは本当にありません。
映画化に当たっては、テーマ性、ビジュアルなど、様々な要素が絡んでくるのですが、すべてが揃っていることはほぼ無いんです。そして“自分自身が映像化したい”という欲求が、底からグゥー―って湧きあがらないと、ここまで労力のかかる仕事をやろうって気になれない。モチベーションを極限まで突き上げるのは、ストーリーなんです。物語が素晴らしければ、素晴らしいほどやる気になる。
『鋼の錬金術師』は、その頂点のような作品です。「もう何とかこれを実写化したい」「自分で映像化してみたい」その想いがスタートでした。そこからの道のりが長かったのですが(笑)、ずーっと走り続けられたのは、この物語がそこまでの完成度を持っていたから。これはお世辞でもなんでもなく、本当にここまでたどり着けたのは物語のおかげ。それにつきますね。

―― 山田さんも原作の大ファンということですが、ご自身が演じたエドとはどんなキャラクターですか?

山田:
僕は本当に「好きなものは好き」「嫌いなものは嫌い」って性格なんです。だから、「見ていないものは、見てない」って言います。連載当初、10歳くらいだったかな?『鋼の錬金術師』が本当に好きだったんですよ。男の子が大好きなアクションが満載で、でも内容は大人向けで。本当に幅広い世代の人に愛してもらえる作品だなっていう風に、子供ながらに思っていました。今でも読み返すと、またちょっと違った見方が出来ます。そしてエドは男としても尊敬できるキャラクターなんです。
荒川先生:
(笑)
山田:
とにかくカッコいい!人として芯が通っているじゃないですか。僕たちが生きている世界にも、漫画とはいえども、なかなか存在しないんで。エドを演じるのは、ものすごくプレッシャーでした。最初にお話しを頂いた時には、僕も原作が大好きなので、正直嫌だなって思う気持ちもどこかあったんです。実写化はどうなるんだろう?って。でも僕にオファーが来た意味をじっくり考えて、そして他の人には譲りたくないなって。原作ファンとしては、色んな気持ちが入り混じった複雑な気持ちにはなりましたが、今は挑戦できて良かったなって思っています。
原作が持つ力があまりにも強いので、エドを演じるのは必死でした。エドにも凄い力があるから、僕はエドにずっと引き寄せられているような感覚でした。自分がエドを演じるからには、映画ならではのオリジナリティも大事にしなきゃいけない。だから、負けないように、負けないようにって、現場に臨みました。

―― 凄いですね。エドが背負っているものは、本当に大きいんですね。

荒川先生:
でも背負っていただいて、常に“エドで”“エドで”って今話していただいているけど…私が現場に行った時は、「チョイーッス」って、なんかこう…(笑)
山田:
してないです!してないです!(笑)「チョイーッ」なんてしてないですよ!!!(笑)
荒川先生:
初対面なのに、なんだか普通に会話が始まって(笑)「じゃぁ、撮影行ってきまーす」みたいな感じで。「あれ?今の山田さんだったよね?」って(笑)

■“ハガレン愛”を熱く語り合った撮影現場

―― 撮影現場は、リラックスできる雰囲気だったんですか?

山田:
撮影現場って、どうしてもピリピリしてしまうことがあると思うんですが、それって主演次第でどうにでもなると思っています。現場ではなるべくそれは見せたくないですし、エドもそういう性格ではないので。僕はアイドルではありますが、性格はアイドルじゃないんですよ(笑) 本当に(笑)
荒川先生:
本当に、その日の天気の話をするみたいな雰囲気で会話が始まってました(笑)
曽利監督:
今回が初めて山田くんとのお仕事でした。作品は観ているから、彼の演技とかは分かっているんですよ。でも素の山田涼介という人間を知らないので、彼がどう来るのか?初手の一手は?って興味津々でした。今だから言いますが、初めて出会ったときに「あっ!エドだ!」って思いました(笑)それぐらい彼は、自分たちにあった色んな妄想を打ち消すほどに、エドそのもので迫ってくる感じがあったんです。とても男っぽいというか。だから、「これはいける!やったー!」ってガッツポーズをこっそりしていました(笑)
山田:
クランクインはイタリアでした。曽利監督と車の中で“ハガレン愛”について熱く語り合いました。「僕はこう思うんです」「(エド役を)譲りたくなかった」とか熱くなって(笑)監督はこの作品を実写化したいって気持ちがずっとあったことをおっしゃってくださって。その時、監督と主演の息が、一つの呼吸となって生まれたように感じています。あの会話は僕の中ではとても大きかったですね。

―― お二人にとって車内は、とても大事な空間だったんですね!

山田:
いや、本当にめちゃくちゃ!
曽利監督:
まるでエドと話しをしているような気になっていました(笑)
山田:
あの時は楽しかったですね。

―― 荒川先生は、ご自身の作品が実写化になると聞いた時、映画化への期待はどのようなものがありましたか?


荒川先生:
最初に実写化の話を聞いたときは、ハリウッドでやるのか、日本でやるのか、一瞬どっちなの?って思いました。その後、曽利監督がずっと映画化をしたかったという話を伺いました。曽利監督の名前が挙がった時は、「あっ、『ピンポン』だ!」って(笑)。

―― 一同(笑)

荒川先生:
その後に、主演は山田くんだと伺って、「あっ、『グラスホッパー』だ!」って(笑)

―― 一同(笑)

荒川先生:
『グラスホッパー』は本当に良かったんですよ。
山田:
ありがとうございます!
荒川先生:
『グラスホッパー』のナイフ使いの“蝉”の役で、冒頭シーンでチンピラを殺しまくるシーンがあるんです。あれは残酷なんですが、とても美しいんですよ。
まるで踊るみたいに人を殺すんです。絶対にアクションが多くなる映画だと思っていたので、「じゃあ、動きは全然問題ないね」って。 (映画が)完成してから、新しい山田くんが観られるかなって楽しみでした。そして、撮影現場に行ったら、さっき話したような感じで…(笑)

―― 一同(笑)

■イタリアスタッフとの言葉の壁を超えたコラボレーション

―― クランクインはイタリアでした。現場の思い出などをお聞かせください。

曽利監督:
イタリアからのクランクインは、もう分からないことだらけでした(笑) 言葉や文化の違いはもちろんですが、実は撮影初日に大雨が降ったんです。イタリア現地スタッフと日本スタッフが怒鳴り合っているみたいな状況でした。一体この先どうなるんだろうって(笑)その日はエド&アルの子役たちも居たんですが、雨が降っていても
楽しそうでしたね。でも初日にぶつかり合ったことが功を奏したのかもしれません。お互いがドロだらけになって、何人だか分からない状態に。吹っ切れたんだと思います。もう次の日から、チームワークが出来上がっていました。
イタリアでの撮影にこだわったのは、荒川先生が描かれているような本物のヨーロッパの機関車が欲しかったんです。たった一日しか貸し切れませんでしたが、イタリアロケの一番のメインでした。結果的に上手くいったのですが、まあ大変でしたよ。(山田くんに)聞いてみてください(笑)

―― 大変でしたか?

山田:
もう大変でした(笑)

―― 一同(笑)

山田:
イタリアの夜21~22時は明るいんです。だから、撮影は長時間できる、出来ちゃうんです(笑) 日本のスタイルでは、朝から~晩までの撮影は慣れていますが、イタリアのスタイルは違います。「休憩はいつなんだ?」みたいなのが結構ありました。その点は大変でしたけど、皆さん本当に協力的で、撮影は順調に進んで良かったかなと思っています。
曽利監督:
窓の外の風景は合成する場合が多いじゃないですか、今時。全部本物!全部本物ですから!
山田:
本物じゃないと出せないですよ、あれは。
荒川先生:
とても綺麗だった。
曽利監督:
合成してないですからね(笑)
©2017 荒川弘/SQUARE ENIX ©2017 映画「鋼の錬金術師」製作委員会

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